忍者ブログ

箱庭傀儡-ハコニワダミィ-

こんにちは,壱といいます. 主食はB'zとFACTとキングダムハーツ!ライヴレポと,仕事(葬儀関係)についてがメインです.狭い処ですが、どうぞごゆるりと‥‥

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 04/29/22:33

身内が逝去しました(備忘録その④)

続き


私の場合、父が生命保険に加入しており、受取人が私だったので、先にその手続きを行うことにしました
電話で父が亡くなった旨を伝え、必要書類を送って貰いました
ここで、死亡保険金と一緒に入院中の保険料も下りることがわかりました(加入していた保険の種類に応じますので、ご確認を)

そこで、病院に『入院証明書』を書いて貰うのです、が‥‥
これ、出来上がるまでに結構時間がかかる上(概ね10日~2週間前後?)、一部につき5000円くらい掛かりますOTL
貰える金額が微々たるものであれば無理して手続きする必要は無いと思います

保険会社さんの話では、『時間かかっても大丈夫』とのことでした
ほんと、それなりに時間掛かりますしね‥‥当然っちゃ当然です
期限は無いと云われたので、この処理はゆっくりのんびりやれます(確か期限がある場合もあったような‥‥保険会社に確認しましょう)

余裕があれば、保険証券の類いを手元に置いておくと楽です(保険者番号がわからなくても、故人の名前と生年月日を伝えれば大概はOKです)
証券の保管場所がわからないと家捜しすることになるので、存命のうちに訊いておきましょう

また、故人が、
◆年金を受給していた場合(亡くなった時点で年金は停止になります。年金は偶数月に、2ヶ月分まとめて支給されます)
◆年金受給前に亡くなった場合(殆どの場合は64歳以下)
◆現役で働いていた場合、尚且つ厚生年金に加入していた場合(所謂サラリーマンの方)
これら全ての場合において手続きが必要ですが、管轄が違います
国民年金は年金事務所ですが、厚生年金なら故人の勤めていた会社に詳細を訊かなければなりません

故人に配偶者や未婚の子供がいる場合は『遺族基礎年金』が支給され、年金受給前でも『死亡一時金』が受け取れる場合があります
↑但し、『申請者が故人と“同一世帯ではない”』場合、この手続きは結構面倒です‥‥やるやらないの判断は遺族で話し合って決めて良いと思います、ほんとに面倒臭いです‥‥

また、父の会社に行った折話を訊くと、『葬儀を執り行った人間(相続人)に葬祭費用が支給される』ということがわかりました

思わぬところから支給されるケースもあるので、見当が付きそうなところには只管電話で確認するに限ります

銀行口座が凍結された後、引き落としに使用していた口座から引き落としがされなくなり、保険会社や役所から『あれー、どうなってんのー?』という手紙が届いたりするかと思うので、本当に何もわからないときはその一報を待つのも一つの手かな、と思います



一先ず、こんなところでしょうか
何か気付いたことがあったら追記します

司法書士さんは書類を取り寄せるところから全てやってくれますが、当然その手間賃は発生します
社会勉強兼ねて取れる書類は自分の足で取りに行くのも良いのかな、と思います
司法書士さんも役所の方も年金事務所の方も、みーーーんなプロです
『こんなこと訊くの恥ずかしい‥‥』と思わず、わからないことは逐一訊きましょう
事務的で冷たい印象も受けますが、向こうもお仕事なのでそれは仕方ないことです
感情移入してたらキリが無いですしね
でも、いちいち同じことを質問したとしてもそれで面倒臭そうな顔をする人は99割居ません(断言します、ほんとに居ません)
故人との別れを受け入れられず流れるように事務処理を行うことは、遺族にとってはとても心が痛むことと思います
もし面倒臭そうな態度をとる奴が居たら迷わず“苦情”を申し立てて、窓口から去って貰いましょう

それと、なるべく一人で抱え込まないで周りに相談しましょう
家族や友人は勿論、行政の方も相談に乗ってくれます









父が存命の時、私は焦ってばかりいました
『家土地どないすんの、車は?保険は?給料どうなんの?年金は?相続人はほんとに自分だけ?あれはやって良かったの?マズかったかしら?家の片付けとか(狭いくせにゴミ屋敷のように物が溢れ返ってるのですOTL)処分とかマジで私一人でやんなきゃなんないの?超やべぇじゃんリアルな話超絶ピンチやん‥‥』‥‥と笑
そして、今までの感謝の気持ちを半分、『私は不安で仕方ない。正直、色々一人でやるのが面倒臭いんだ』という内容を半分ずつくらい手紙に認め、肝性脳症で呂律が回らず意識も混濁している余命幾ばくもない父に半ば強引に読ませました(今思えば鬼畜だな‥‥爆)

父は、そんな鬼畜な娘からの手紙を読んでくれてました笑
手紙を渡した翌日見舞いに行くと、持っていた現金と通帳を全て私に託しました
『まだ半分しか読めてない』と云っていたのですが、遺品整理中にその手紙が見つかり、『恐らく全て読んだ』とわかるような感じになってきちんと封筒に入ってました‥‥ただ単に私がそう思いたいだけで、ほんとに半分しか読み終えてなかったかも知れません
でもその真偽を確認する手段はもうどこにもありません
まぁ、ほんとに云いたかったことは前半に書いてあったので問題ないと云えば無いのですが笑

旦那や義母には不安な気持ちをずっと打ち明けてましたが、義母から『もう、流れるようにやるしかない!』と云われ、一先ず落ち着きました(義母が居なければもっともっと取り乱してたかもしれません‥‥義母ちゃん、マジで大感謝 ;∀;)

いざその状況に置かれ、紙に纏めて段取りを踏んで一つ一つ処理していけば、意外と「あ、こんなもんなのか」と思うものです
葬儀終了から一週間くらいはマジで疲れてて毎晩泥のように眠り、それでも寝不足で全然食欲無いしほぼ水分と煙草のみ(超絶不摂生OTL)で生活してて食事も満足にとれなくて娘から『ママごはんたべないの?』と心配されたりもしたんですが、事が進んでいくと気持ちも自然と軽くなってきます
お陰様で、今は子供たちと頂いたお菓子を消費する毎日です笑

大体、死亡後の諸々の手続きなんて一生のうちに一度もやらない人も数多く居ると思います
私は、この年でこういうことが出来るのは『貴重な体験だな』と思ってます
葬儀の晩、義父が『父さん、最後に社会勉強させてくれたんじゃないか?』と云ってました
喪主になることも諸々の手続きも、何事も経験しなければわからないことです
その経験は決して無駄にはなりません
義父母が亡くなった時には、大いに役に立つと思ってます
生きている人に向かって死んだ後の話をしたくはないのですが(沈)、そのときはいつ訪れるのか誰にもわかりません‥‥もしかしたら明日かもしれないし、今日の夜かもしれません
そして、こんな経験はいざというときに備えておけるものでもありません

ただ、もし義父母が亡くなった時には義兄が喪主を務めることになるだろうし、『やれ』と云われたことはその指示に従い、数字と計算が苦手な旦那と私はお金のことに関しては今から完全に義兄に丸投げするつもりでいます\(^o^)/

まぁ、義兄が先に亡くなれば旦那が喪主やらざるを得なくなりますけどね‥‥
ほんと、それすらもどうなるか誰にもわからないんです



父と私は、一言で云えば“不器用な親子”でした
やっぱり父親と娘って、生物学的に絶対相容れない部分があるんですよ
父にしてみれば我が子にすらどう接して良いかわからないときもあったと思います、加えてその娘は万年反抗期みたいなもんです\(^o^)/
それでも、職場の人には『自慢の娘』と漏らしていたそうです
そりゃそうだ、一体誰の娘だと思っとんねん笑

父がどれほど私を心配していたかわかりませんが、私は正に“親の心子知らず”を体現したような子供だったと思います笑
葛藤も、恨みも、色々ありました
でも、亡くなってしまえばそんなもん全部帳消しになるんです

小学校低学年時から結婚するまで、父と2人で過ごしてきました
母親がいないことで学べなかったこと、淋しい思いをしたこと、甘えられなかったこと
そんなことよりも、あの家庭環境でグレずに育ったことはちょっと誇っても良いかな?なんて思ったりしてます

『俺は、金を貸すことは出来ないけど、知恵を貸すことは幾らでも出来る』

金の無心に来た恩知らずの人間に対して云っていた、父の口癖です

今回のことで得た知恵は、どんな形であれ必要な人に貸すことが出来ればなぁ、と思ってます
まだまだやること沢山あるんですけど、気持ちはだいぶ落ち着いています
父の死も、ほんとにストンと落ちてます

最近は、7日毎の法要で寺院に行った際、父のご友人と長話するのがデトックスになってます
当然私なんかよりずっとずっと年上の方なのですが、元々そういう環境で育ってきたので年上の方と話すのが楽しいんです

同世代の友達と喋るのも、勿論好きですよ!
ほんと、仲良くしてくれてる友達全員と結婚したいくらい大好きです(*´∀`)<マイニチオイシイミソシルタキマスヨ笑

そういった方々からも、新たな知恵を拝借していこうと思う所存であります

拍手

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら